
さいたま市浦和区のパーソナルトレーニングジム
Movere(ムーバー)代表パーソナルトレーナーの佐藤択磨です。
なぜ“コーチングを知っている人”ほどダイエットで悩むのか?
ぼく自身もコーチングを学んでからある一定期間は頭でっかちになり、成果が出ない時期もありました。
そんな体験をわりとシンプルに、且つ重要な点は掘り下げてお伝えしていきますね。
コーチング(コーチ・指導者)とは?
ここでコーチングの説明と定義をさせていただきます。
元々は人を目的地へ運ぶ「馬車」を意味し、そこから転じて「目的地へ連れて行ってくれる人=導く人」という意味で使われるようになったのが語源です。
スポーツ指導員やメンターなど、指導者全般を指す言葉として使われますが、知識を一方的に教えるティーチング(ティーチャー・教師)とは異なり、相手の主体性を引き出し、内なる答えへと導くという支援的なアプローチが特徴です。
相手に対しては知識を教え込むのではなく、対話を通じて相手の内発的な気づきや行動を促し、本来持つ能力や可能性を最大限に引き出すことで目標達成や自己成長をサポートするコミュニケーション技法です。
質問や傾聴を重視し、自身で答えを見つけ、自ら考え行動する力を育むことに重きが置かれています。
ですからコーチングはダイエットの場面において、
・目標達成に向けた自分との高度な知的対話
・新しい視点を提供し、行動を起こさせる過程
・エネルギー値を高めてやる氣を出させる
・自己説得…などなど
さらには目標達成に必要な知識、経験、人的リソース等を明確にし、 行動に移していくプロセスも経験値に含まれていくので、いわばコーチングは成長にフォーカスした手法としてとれます。
そんな「コーチングの定義」を念頭に置いてこれから先を聞いて頂けると幸いです。
成果を出すため知識を行動に移すには?
当たり前ですが本の知識だけでは筋肉が付かないように、実際に今の身体に負荷の掛かる重さをもたないと筋肉も付きません。
さらにビジネスや人間関係で成果を出している人でも、「ダイエット」となると結果が出ないことが多々あります。
- 計画は立てられるのに続かない。
- 理解していても思うように身体が変わらない。
- また新しい知識が入ってきて困惑してしまう。
こうやって成果を出す力はあるはずなのに、ことダイエットになると停滞してしまうのが難しくもやり甲斐のあることだと思いませんか?
しかしこれは決して珍しいことではありません。
むしろコーチングを理解している人ほど、自分の身体に関しては“思考優位”になり、行動が伴わなくなる傾向があるからです。
次からはコーチング的な視点を《身体の変化》に応用することで、どのように“続けられるダイエット”を実現できるのかをお伝えします。
頭で理解していても、身体は動かない理由
コーチングの中核は「自己理解」と「行動の変化」です。
ところが、ダイエットではこの二つの間に大きなギャップが生まれます。
- 痩せたいと思っても行動が続かない
- 運動した方が良いと知っていても時間を作れない
- 事を見直すべきと理解していても氣づけば誘惑に流される
このギャップの正体には、義務感が大きく隠れています。
やらなければならないと思えば思うほど、内側から湧き上がる動機は弱まります。
だからこそ自分が本当に望んでいること(本当の願い)を掘り下げることが、ダイエットにおいても不可欠なのです。
コーチングを身体づくりに応用するフレーム
ではコーチングをダイエットに応用するとどのようになるのでしょうか?
ここでは、ぼくのトレーニングで取り入れている考え方をご紹介します。
1. ダイエットを「プロジェクト」として扱う
成果を出すには戦略が必要です。
さらにはこの成果を出す過程には
Lv.1:何となく頑張る
Lv.2.:賢く頑張る
Lv.3:賢く正しく頑張るのレベルがあるのだということも理解しておかねばなりません。
「何となく頑張る」ではなく、時間効率を重視したいからこそ賢く、さらにそこに正しい努力(目標・プロセスの検証)をセットとして進めていきます。
2. 成果の定義を「体重」から「自己効力感」へ広げる
数字に囚われていると、短期的な停滞で挫折しまいがちです。
なぜなら「自分でコントロールできた」「行動を続けられた」という実感を成果とすることで、モチベーションは持続するかえらです。
「水を抜けば体重を落とせる。」というボクサー的な考えではなくて、「水を抜いて体重が落ちても元気な身体を維持できている自分は体力があるんだ!」というような自己効力感を鍛えていきましょう!
3. 正しい成長曲線(階段)を想い描く
すぐに結果が出なくても今はたんなる助走期間と捉え、長期的な成長の中での位置づけを明確にする。
誰しも最初は初心者・1年生ですから、成果が出るには曲線よりも階段のように1段1段を登っていくイメージを持ちましょう。
1段飛ばして登る、エスカレーターで登るということもあるかと思いますが、楽をするとあとで後悔しますから、最初の1歩目でとにかく経験値を積んでいくのが効果的と言えます。
4. 小さなアウトプットを積み重ねる
例えば食事を一氣に変えるのではなく「まずは夜だけ味噌汁」など、小さな成功体験を積むことが重要です。
最近ではぼく自身がハマったレタス1球とシーチキンを朝・昼・晩にすると、『飲み会の多かった7〜8月で、胃腸回復にとても良かった。』とお客様でもある友人に食事指導の一環でお伝えするとなんと2週間も継続してくれました。
88kgの体重から半年間で80〜81kgを行き来していたのですが、先々週に来た時にはなんと79kgへ、そして先週は77kgと一気に体質改善ができたような氣がすると大絶賛でした♪
5. ブレーキ要因をコーチングで炙り出す
「忙しいから」「ストレスが多いから」といった言い訳の裏には、本当の課題があります。
しかしそこに氣づくことで、行動が一氣に変わり始めるわけなのです。
実際に変わったある経営者のクライアントの体験談で、これまで何度もダイエットに挑戦してはリバウンドを繰り返していました。
しかしコーチング的な視点で「なぜ痩せたいのか?」を掘り下げていくと、口から出てきたのはこんな言葉でした。
「子どもに“かっこいいパパ”だと思われたい」
(ぼくではないですよ。)
奇しくもぼくが人生理念にかがげている言葉がポロッと出てきたんですね!
この瞬間から彼の行動が変わりました!
彼は日々の食事記録を楽しんでつけるようになり、週1回のトレーニングを“自分の成長時間”と位置づけました。
結果的に半年間で目標体重に行ったのもありますが、何より自分の体重以上のベンチプレスを持てたことで自信を付けてくれたのです。
さらにそれ以上に「自分はやればできる」という自己効力感もセットで身に付けたというか思い出せたわけなんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こうやってみるとシンプルですが、やってみて氣付くことがやはり多いんですよね。
自己成長の最前線は“身体”にあるからこそ、コーチングを理解している人にとって、身体づくりは最後に残された課題かもしれませんね。
頭で理解していることを運動で強制的に習慣に落とし込めれば、あなたのコーチングは“知識”から“生き方”へと変わります。
ぜひ挑戦してみてくださいませー♪
最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは皆さま、引き続き
Movere(ムーバー)パーソナルトレーニングジム
@浦和も、どうぞよろしくお願い致します。
Movereパーソナルトレーニングジム
株式会社ワンアップモチベーション
代表取締役 佐藤 択磨
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