さいたま市浦和区のパーソナルトレーニングジム
Movere(ムーバー)代表パーソナルトレーナーの佐藤択磨です。
6年前の2017年10月、とある女性が
カウンセリングに来たときの話をします。
小柄ながら体重は100kgに近い体型で、
水泳でインターハイや国体に出たり
それこそ優勝したこともある女性が、
大学で挫折して部活を辞め、そしてその後の
人生の歯車が狂ったと言う話でした。
ちょっとストーリーっぽくなるので以下にまとめますね。
- 昔は出来たのに、今がダメ
- 過去の自分が忘れられない
- 一緒に頑張っていた選手が雲の上の存在になっていた
そんな自分を責めながら過ごしている
方に響くのかなと感じて書きますね。
ライバルは常に自分
カウンセリングに来られた方は、
水泳では常にトップの存在として活躍し、
高校時代はのちにオリンピックにも出た
選手と付き合っていたそうです。
だからテレビでそのオリンピック選手を見掛けると、
「なんでこうなってしまったんだろう…」
そんな徒労感に包まれてしまっていたらしいです。
ぼくも高校や大学3年生までは
イケイケのトップアスリートでしたから、
『ぼくも昔は出来たのに、警察時代は何をやっても
上手くいかずで怒られてばかりでしたから、
その気持ちが分かりますよ〜。』と、
似たような感情や経験があったのでお伝えすると、
その方は涙を流して聞いてくれました。
とても元気になってくれましたし、
来て良かったとも言ってくれた。
何よりも、「色々と考え方が変わった。」と
言ってくれたことがとても嬉しかったです。
そんな風に自分も楽しんでいたので
良く覚えている1日でした。
「誰かの力になれた。」と実感ができる。
「こんな僕なんかが、、、」そう言っていた
時期も実はありましたが、この時は
「俺じゃなきゃダメだ!!」的な
使命感が出ていてやる気に満ちていました。
なぜならちょうど独立を決めていた時期で、
それこそ色んな勉強会に出ていたんですよね。
でも通っていた先輩トレーナーの起業塾に通い、
上手くいかずその先生の悪口を言ってバレて、
そしてグループからハブられメッセンジャーも
ブロックされメンタルがボロボロの時でした。
(いや本当、懐かしい思い出です。)
でも当時はものすごく悩んでいました。
ずーっと一緒に勉強していた
トレーナーや仲間とも疎遠になったり、
ふと相談もなにも出来ない環境になった
自分が無力なことを知らしめられたからです。
でもこの方のカウンセリングをして、
ぼく自身が大きく気持ちがグッと
動いたのを思い出したんです。
カウンセリングをしたときにぼくの中で
「あっ、この方の人生を支えたい!」
そう素直に思えたことを思い出しました。
トレーナーとして次のステップにも進みたいし、
都内通いもあったので埼玉で独立したい。
でも本音を言うと実は、
「この仕事をあと何年やっていけるのだろう?」
という、トレーナー活動に嫌気や不安が刺したり、
続けることへの今後の体力が不安だったんです。
それでも目の前で涙を流す
元国体優勝者を目の前にして、
「あっ、少し前のぼくに似ている。」
そう感じながら話したことを微力ながら
さらに書き足させて頂きますね。
いつの間にか置いていかれた自分を比べている
先にあげた、
高校時代はのちにオリンピックにも
出た選手と付き合っていこの方は、
その選手の活躍を心から喜べなかったそうです。
ぼくの似たような話としては、大学時代には圧勝した
鈴木康弘という北海道の後輩でもある選手がいて、
その鈴木がオリンピックに出場を決めた時でした。
このオリンピック出場決定の世界大会が
前年2011年の9月か10月頃で、鈴木が
オリンピックに出るということを連絡を
聞いたときは素直に喜べませんでした。
なぜなら休みの日や空き時間は
ひたすらパチンコに行ったり、
警察の仕事がつまんな過ぎて
転職サイトをたくさん観ていたりと
何か満たされない生活の日々だったからです。
いちばんは現役時代と比べると
体力も気力も落ちてしまっていて、なんだか
自分ではないような徒労感があったのです。
『俺だって現役でやっていたら
鈴木よりも強かったのに、、、』
そんな嫉妬や過去の栄光にすがる
自分が惨めで格好悪くて、悔しくて、
でもそんな思いも裏腹に、
鈴木選手に電話をしたのを覚えています。
「おめでとう。お前に勝ったことを自慢させてよ。」
もっと色々と話しましたが、記憶に
残っている会話はこんな程度です。
この時ぐらいからか、
『自分の人生はこんなもんかー。』
なんて腐っていったんですよね。
もっと辛い時期があるから、過去が塗り替えられる
警視庁警察官として、勢いもあった就職でしたが、
実際はそんな華やかな4年間ではありませんでした。
ただ警視庁での成績もそこそこ良くて、
いろんな賞を獲ったりしたのも事実でした。
本当に大きく成長した4年間でした。
ぼくの警視庁の中で継続があるならばと
最後の兆しでもあったのが
警視庁の花形でもあるSAT(特殊部隊)に
2012年3月に推薦されたことでした。
しかしそのひと月前の2月に退職願を
出していたので、SATは泣く泣く
辞退という形になってしまいました。
(その後は東日本大震災の派遣などで同年9月の退職となりました)
そのあとも上手くいかな時期があるたびに、
『退職願を出していなければ、俺は今頃警視庁の偉い階級にいたんだ。』
なんて、そんなことをずっと嘆いていたんですね。
まぁ話は長くなるのでまとめますが、
パーソナルトレーナーになってから、
もっというと今の方が辛いことなんて
たくさんあるんですよね。
だから前に辛かったことなんて忘れてしまうし、
時間が経てば笑い話になっていたりします。
トレーナーとして上手くいかなった時も、
その時は辛くて辛くて大変だったので、
まさか笑い話にできるなんて思ってもいませんでした。
ぼくが警察時代に失敗したこと
(※パトカーを壁にぶつけたこともあります)
トレーナーになってから失敗したこと。
ホームページ会社に300万円分騙されたり、
マンションオーナーともめてトラブルに
なったことなど多々あります。
異業種交流会の代表として失敗したこと
暴言吐いて会から嫌われクビになったり、
ストレスで寝込んで立てなかった日もありました。
色々とあるのですが、
本当に笑い話にして前向きに過ごしています。
そんないつの日か必ず変われる自分を
分かっているから、辛い自分にぶち当たっている
方をみると最後まで応援したくなるんですよね。
まとめ
いかがでしたか?
ライバルは常に自分なんて言いましたが、
本当にそうだと思えるから言えるんです。
人が変わろうと思うのは、
自分自身が許せない時だと思うんですね。
言うは易く行うは難しで、
『自分には無理かも』と、感じた時も、
『もしかしたら変われるかも』なんて、
自分自身に期待していきましょうね。
パーソナルトレーニングということをきっかけに、
心と身体を変えるお手伝いができるかもしれません。
なぜなら
したい人、10000人
始める人、100人
続ける人、1人 だからです。
ぼくはのちの2014年に社会人全日本選手権で
ボクシング現役復帰し、優勝を果たしました。
『自分なんてまだまだ』と思ったままだったら、
きっとこの時の優勝はないでしょう!
いちおう世界チャンピオンの村田とは同期なので、
過去の栄光には今もすがりまくってますけどね笑
ということで時には過去の自分と比べて
落ち込むこともあるかと思いますが、
筋トレしてたら幸せホルモンが出て
嫌なことも忘れられますよ♪
そう信じて、自分の才能を磨き続けましょうね!
それでは皆さま、引き続き
Movere(ムーバー)パーソナルトレーニングジム
@浦和も、どうぞよろしくお願い致します。
株式会社ワンアップモチベーション
パーソナルトレーニングジムMovere
代表取締役 佐藤 択磨
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